祈りと沈黙
祈りと沈黙
本商品は「旧ISBN:9784423300824」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1988年
【内容紹介】
哲学者であり、キリスト教神学者でもある著者による、新約聖書、原始キリスト教、科学、儀礼や鈴木大拙などについての論集。
死に臨む存在を通して露呈される虚無をいかにして克服するかの大問題を一個のキリスト教的人間が考察する23篇。
【目次】
序
第一部
一 新約聖書のキリスト論
二 コロサイ人への手紙一・一五—二〇におけるキリスト論について
三 平和の君キリスト エペソ人への手紙二・一四—一八解釈の試み
四 新約聖書における神義論
五 新約聖書における死の理解
六 原始キリスト教における黙示思想 E・ケーゼマンの提題をめぐって
第二部
七 神の知恵と人間の知恵
八 死生観 無常観と被造物感
九 祈りと沈黙
一〇 生と死の彼方へ
一一 科学とヒューマニズム
第三部
一二 日本における福音の理解の可能性
一三 日本におけるキリスト教の将来
一四 インマヌエルの原事実
一五 キリスト教の本質を求めて 石原謙博士におけるキリスト教史学の成立
一六 宗教と儀礼
第四部
一七 カール・レーヴィット先生
一八 石原謙先生の追想
一九 石津照〓博士を追想して
二〇 鈴木大拙先生とキリスト教
二一 真実を求めて歩むキリスト教 小田切信男博士
二二 前田護郎博士 『ことばと聖書』
二三 神田盾夫先生の学風
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著者
中川 秀恭(ナカガワ ヒデヤス)
1908〜2009年。哲学者。北海道大学名誉教授。国際基督教大学学長。立教大学哲学科卒業、東北帝国大学法文学部哲学科卒、エール大学大学院修了。文学博士、Ph.D.(イェール大学)。
著書に、『ハイデッガー研究』『ヘブル書研究』『祈りと沈黙 : キリスト教論集』『航海いまだ途上にあり : 行く手遥か』など、
訳書に、カール・レーヴィット『ニーチェとキルケゴール』ルドルフ・ブルトマン『歴史と終末論』カール・レーヴィット『キェルケゴールとニーチェ』などがある。
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