神学大全 33・34(第3部 31-37問題(キリストの生誕))
神学大全 33・34(第3部 31-37問題(キリストの生誕))
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本商品は「旧ISBN:9784423393338」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:2008/07/01
叢書・シリーズ名:神学大全 33・34
13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第III部第31問題〜第37問題を収録。
キリスト教に関わる事柄を初学者のために論述した、西洋中世思想を代表する必読文献。本巻はキリストの生誕を扱う。ここでトマスの頭を占めているのは、歴史的イエス伝ではなく、受肉の教義、すなわち人となり給うた神という信仰の神秘である。幼な子イエスに関して提起された様々の問題を、諸々の教会会議や教父たちの教えにもとづいて正しく解決しようとする努力を通じ、人となり給うた神という信仰の神秘を可能なかぎり神学の言語で語ろうと試みる。
【目次より】
まえがき
第三十一問題 救い主の懐胎について 質料の側に関して
第一項 キリストの肉身はアダムに由来するものであったか
〜第八項 キリストはアブラハムを通じて十分の一を納めたか
第三十二問題 キリストの懐胎について 能動的根源に関して
第一項 聖霊はキリストの懐胎の能動的根源であったか
〜第四項 至福なる乙女はキリストの体の懐胎において
何らかの能動的な役割を果したか
第三十三問題 キリストの懐胎の様相と順序について
第一項 キリストの体は懐胎の最初の瞬間において形成されたのであるか
〜第四項 キリストの懐胎は自然的であったか
第三十四問題 懐胎された子の完全性について
第一項 キリストは彼の懐胎の最初の瞬間において恩寵によって聖化されたか
〜第四項 キリストは彼の懐胎の最初の瞬間において完全な到達者であったか
第三十五問題 キリストの誕生について
第一項 誕生は自然本性あるいはペルソナのいずれに属することか
〜第八項 キリストは適合な時に生まれたか
第三十六問題 誕生したキリストの顕示について
第一項 キリストの誕生は万人に明白であるべきであったか
〜第八項 博士たちがキリストを礼拝し、崇敬するために来たのは適当であったか
第三十七問題 キリストの割礼、および幼児キリストに関して守られた
その他の律法の掟について
第一項 キリストは割礼を受けるべきであったか
〜第四項 神の母が清めのために神殿に行ったことは適当であったか
訳者注
解説 幼な子イエスをめぐる神学的問題
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著者
トマス・アクィナス
1225頃〜1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。
訳者
稲垣 良典(イナガキ リョウスケ)
1928ー2022年。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。
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