秘密結社
秘密結社
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
人間社会にあまねく存在する「秘密」。メンバー共通の利害と連帯感からなる「集団」。そこに加入するための「儀礼」。それらをあわせ持つ「秘密結社」の起源と実態を文化人類学の泰斗が解き明かす。アメリカ社会とK・K・K、暗殺教団と去勢教徒、幕末維新とフリーメーソン、モーツァルト作品に描かれた「秘儀」など。
文化人類学からみた謎の結社と儀礼の世界。「秘密」と「集団」、加入の「儀礼」。文化人類学の視点で、人間社会にあまねく存在する「秘密結社」の歴史と実態を解き明かす快著。付録に「世界秘密結社事典」。
【目次】
I 秘密結社の起源と儀礼
秘密結社とイニシエーション儀礼
1 秘密結社とは何か
2 入社的秘密結社と政治的秘密結社
3 未開社会の秘密結社
4 「死と復活」のモチーフ
5 体制の維持と体制への反抗
6 秘密結社の今日的意味
アフリカとアメリカの秘密結社
1 未開と文明と
2 秘密結社と秘密
3 西アフリカのクペル族の秘密結社
4 アメリカのフリーメーソン
5 未開と文明の秘密結社
社会運動とアーケイズム
秘密結社の諸相
1 アサシン(暗殺教団)
2 聖堂騎士団(テンプル騎士団)
3 パンシガル(旅人殺戮教徒)
4 隠れキリシタン
5 スコプチ(去勢教徒)
6 ヴードゥー教
7 ブラック・マズレム(黒い回教徒)
異人と祭祀的秘密結社
1 デムボ結社
2 プラー結社
3 マンボ・ジャンボ結社
人民寺院事件の背景
ゴッドファーザーを見る
K・K・Kとアメリカ社会
II フリーメーソン結社の世界観
秘密結社フリーメーソンの世界
1 フリーメーソンとの「出会い」
2 由 来
3 秘儀と象徴
4 西欧社会とメーソン
5 フリーメーソンと日本
6 西欧文明の表と裏
秘儀と象徴体系
1 神話的世界
2 秘儀のモチーフ
3 象徴体系
モーツァルトの『魔笛』とメタファー
1 秘密について
2 秘儀と試練
3 『魔笛』のメタファー
4 『魔笛』における試練
〈付録〉世界 秘密結社事典
赤い人/アカマタ・クロマタ/イースタン・スター/エルクス/黄金鷲の騎士/オシリス崇拝団/オッド・フェローズ/隠し念仏/カタール派/カモラ/カルボナリ党/ギリシャ文字クラブ/義和団/クー・クラックス・クラン/グノーシス派/グレインジ/五斗米道/コロンブスの騎士団/地獄の火クラブ/修験道/真言立川流/人民寺院/スコットランド・クラン/聖フェーメ団/赤眉/大東社/太平天国/タントラ派/チアゾス結社/天地会/ドゥク・ドゥク結社/ノウ・ナッシング党/バヴァリア幻想教団/バラ十字団/ピティアスの騎士団/白蓮教/ポロ結社/マウマウ団/マフィア/ムース/森の人/ルーティ/ロシアのニヒリスト
あとがき
初出一覧
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著者
綾部恒雄(あやべ・つねお)
1930年生まれ。東京都立大学大学院博士課程修了。九州大学教授、筑波大学教授、城西国際大学教授などを経て、筑波大学名誉教授。2007年没
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