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租税の経済理論

租税の経済理論

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本商品は「旧ISBN:9784423850466」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1982/12/15

【内容紹介】
一般均衡論の視点から租税政策の役割と国民経済への影響を市場経済の下に解明、財政理論の新方向を示す画期的業績。日経賞受賞。。
国家など行政団体が、経費に充当するために、徴収する税金は経済理論的にどのような意味があるのか? 日経・経済図書文化賞受賞作。

財政学において、租税は重要なテーマである。本書では、公共経済学の視点から租税の経済分析を行う。より具体的には、租税帰着の理論と最適課税の理論が主題となる。本書は租税理論の研究者・専門家のみならず、財政問題に関心のある人々にとって必読書である。

総ページ数 330
判型 A5

【目次】
まえがき
第 I 部 租税帰着の理論
第1章 静学的租税帰着の理論
1.はじめに
2.静学的租税帰着モデル
3.モデルの因果律
4.比較静学分析
5.結び
数学付録
第2章 動学的租税帰着の理論
1.はじめに
2.動学的租税帰着モデル
3.予備的考察
4.比較動学分析
5.結び
数学付録
第3章 地域間租税帰着の理論
1.はじめに
2.地域間租税帰着モデル
3.比較静学分析
4.結び
数学付録
第4章 動学的階級間租税帰着の理論
1.はじめに
2.モデルの記述
3.長期均衡の諸性質
4.差別的帰着の評価
5.結び
数学付録
第 II 部 最適課税の理論
第5章 公共的競争均衡と租税体系
1.はじめに
2.公共的競争均衡モデル
3.一つの反例
4.公共的競争均衡と租税体系の両立可能性定理
5.両立可能性定理の証明
6.残された課題
第6章 住民の地域選択と分権的地方財政制度
1.はじめに
2.短期モデルの構造
3.住民の地域選択過程
4.ティブー的均衡の厚生上の意義
5.残された課題
第7章 ピグー的租税・補助金政策の有効性
1.はじめに
2.モデル、パレート効率性、ピグー的均衡
3.予想調整過程とその安定性
4.ピグー的料率の調整過程とその安定性
5.価格調整過程とその安定性
6.結び
第8章 通時的経済における租税政策の役割
1.はじめに
2.モデル
3.黄金律均斉成長経路の安定性
4.租税政策の役割
5.一つの応用例 年金制度
第9章 最適間接税の理論 展望
1.はじめに
2.最適課税問題の基本構造
3.最適課税ルールの相対的意義
4.最適課税問題の新展開
索引


著者
本間 正明(ホンマ マサアキ)
1944年生まれ。経済学者。近畿大学世界経済研究所所長/教授。大阪大学経済学部卒業、同大学院博士課程中途退学。専攻は、公共経済学。
著書に、『租税の経済理論』『財政』『税制改革の実証分析』『ゼミナール現代財政入門』『日本型市場システムの解明』『フィラン・ソロピーの社会経済学』『ボランティア革命 大震災での経験を市民活動へ』『NPOの可能性 新しい市民活動』『21世紀日本型福祉社会の構想』
『民からの改革』『地方財政改革』『財政危機「脱却」財政構造改革への第1歩』『コミュニティビジネスの時代 NPOが変える産業、社会、そして個人』『概説市場化テスト』『公共経済学』などがある。

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