童謡・唱歌の世界
童謡・唱歌の世界
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
覚えやすく歌いやすいが、堅苦しさのある「唱歌」。当代一流の詩人と作曲家が子どもたちのために競作した、世界に誇るべき文化財「童謡」。対立しつつも共存していた唱歌と童謡の魅力とは。
大正から昭和初期のラジオ番組「子どもの時間」では、どんな歌が流れていたかを分析し、その頃に子ども時代を過ごした人々の愛唱歌をアンケート調査するなど、その歴史と人間模様をまじえて、日本の音楽文化と言語文化を再発見する。
愛唱歌をもつ人は、幸せな人である。子どもの時の愛唱歌は、それを歌う人を子どもの頃に立ち返らせ、それはあすへの活力のもとにもなる——。「内心は作曲家になりたかった」という国語学者が、自らも親しんできた「童謡」と「唱歌」の魅力を論じる。大正から昭和初期のラジオ番組「子どもの時間」では、どんな歌が流れていたかを分析し、その頃に子ども時代を過ごした人々は、どんな歌を愛唱したかをアンケート調査するなど、「唱歌」と「童謡」が対立しつつも共存していた時代の「歌の世界」を、その歴史と人間模様をまじえて、著者独特の平易な筆致で描き出す。
*1978年に主婦の友社より刊行され、1995年に教育出版より再刊された同名書籍の文庫化です。
【目次】
序にかえて—私と歌との出逢い
第一章 愛唱歌—愛唱歌をもつ人は幸せである
あの頃の子どもの歌/あなたは子どもの時何を歌ったか
第二章 唱歌—この日本的なもの
唱歌の意義/私の選ぶ唱歌ベスト12/文部省唱歌の作者は誰か
第三章 童謡—世界に誇る文化財
童謡とは/童謡の美しさ
第四章 童謡の歌詞—わらべうたから童謡へ
わらべうたの言葉/雨情の詩二篇
第五章 童謡の曲—童謡文化を築いた三大家
本居長世の曲の魅力/中山晋平の曲の秘密/側面から見た山田耕筰
付録 子守唄私論
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著者
金田一 春彦(きんだいいち・はるひこ)
1913年東京生まれ。東京帝国大学文学部国文学科卒。専門は言語学、国語学。名古屋大学助教授、東京外国語大学教授、上智大学教授等を歴任し、2004年没。国語辞典の編纂や方言の研究で知られ、主な著書に『日本語』『日本語音韻の研究』『平曲考』のほか、師・本居長世の評伝『十五夜お月さん』、安西愛子氏との共編著『日本の唱歌』など多数。
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