競馬の世界史 欲望と文明のビッグレース
競馬の世界史 欲望と文明のビッグレース
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
人間が生んだ「最高の芸術品」ともいわれるサラブレッド。この速く、強い馬を競わせる近代競馬はイギリスで生まれ、はじめは王侯貴族の遊びとして、そしていつしか「文明の象徴」としてヨーロッパからアメリカ、日本など各地に伝わっていった。
一方で、「賭博」としての競馬は人間の欲望を刺激し、八百長や不正の誘惑をともなって人間の性(さが)をあらわにする。こうした「欲望」をいかにコントロールし、公正さを実現するか――。競馬場はその社会と文明の成熟度を試されるのだ。
まさに欲望と文明がせめぎあってきた競馬の歴史を、古代ローマ史・地中海文明史の第一人者であり、長年の競馬ファンでもある著者が熱く書き上げた1冊。
アラブ馬を始祖とするサラブレッドの誕生、イギリスの伝説的名馬エクリプスの登場、フランスでの凱旋門賞の創設、アメリカ競馬最強の時代を経て、いま、日本競馬が世界で最高峰のレベルにある。日本の馬が凱旋門賞を勝つ日は近いだろう。
文庫化にあたり、最近10年あまりの世界と日本の競馬の動向を大幅に増補。
〔原本:『競馬の世界史:サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』中公新書、2016年刊を増補改訂〕
【目次】
プロローグ
第1章 古代民衆の熱狂――競馬の黎明期
第2章 英国王の庇護のもとで――近代競馬の胎動
第3章 サラブレッドの誕生――品種改良のはじまり
第4章 クラシックレースの成立――十八世紀のヨーロッパ競馬
第5章 市民社会と近代競馬の発展――十九世紀のヨーロッパ競馬
第6章 馬産地ケンタッキーの台頭――十九世紀の世界の競馬
第7章 凱旋門賞創設と国際レースの舞台――二十世紀のヨーロッパ競馬
第8章 繁栄する合衆国の英雄たち――二十世紀のアメリカ競馬
第9章 日本競馬の飛躍――二十世紀の世界の競馬
第10章 国際化時代のビッグレース――現代の競馬
エピローグ
あとがき
学術文庫版の増補
学術文庫版のあとがき
主要参考文献
用語ノート
馬名索引
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著
本村 凌二(もとむら りょうじ)
1947年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学・西洋史学)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授、早稲田大学国際教養学部特任教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『地中海世界の歴史〈全8巻〉』(講談社選書メチエ)、『薄闇のローマ世界――嬰児遺棄と奴隷制』(東京大学出版会、サントリー学芸賞)、『古代ポンペイの日常生活――「落書き」でよみがえるローマ人』(祥伝社新書)、『興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国』『愛欲のローマ史――変貌する社会の底流』(講談社学術文庫)、『剣闘士――血と汗のローマ社会史』(中公文庫)、『馬の世界史』(中公文庫、JRA賞馬事文化賞)、『多神教と一神教――古代地中海世界の宗教ドラマ』(岩波新書)、『教養としての「世界史」の読み方』(PHP文庫)ほか。
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