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等族制国家から国家連合へ

等族制国家から国家連合へ

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本商品は「旧ISBN:9784423460566」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:2005/01/01

神聖ローマ帝国は、地域的に分割された暴力管理制度と、全体を統括する司法制度の組み合わせによって、暴力を法の枠組みに押さえ込み、一定の平和を維持していた。この老帝国の故地から、数多くの連邦国家が生み出された。その最大のものである後のドイツで、こうした連邦国家への道が開かれたのはいつか。その起源をこの地に特徴的な等族の「同盟」に求め、プロソポグラフィーや国際政治学の地域理論を駆使して、制度的に最も完成したとされる「シュヴァーベン同盟」(1488〜1534)に探るのが本書である。近世ドイツ国家の設計図「シュヴァーベン同盟」の新たな歴史像を提示する。

【目次より】
表・図一覧
序章 「連邦制」の淵源としての等族同盟
 一 研究意義
 二 研究状況と問題設定
第一章 シュヴァーベン同盟略史
 一 同盟の発足
 二 初期の同盟(一四八八−一五〇〇)
 三 中期の同盟(一五〇〇−二二)
 四 後期の同盟(一五二二−三四)
第二章 同盟の制度
 一 同盟制度の概要
 1 初期の同盟制度(一四八八−一五〇〇年)
 2 中期以降の同盟制度(一五〇〇ー三四年)
 二 同盟参加の法的枠組み 誓約・捺印・除外・同盟規約
 三 政治制度
 1 同盟参事会(Bundesrat)
 2 同盟委員会(Bundesausschuss/Bundeskommission)
 3 同盟団長(Bundeshauptmann/[複数]Bundeshauptleute)
 4 同盟書記(Bundesschreiber)
 四 同盟裁判所(Bundesgericht)
 五 税制と財政
第三章 同盟の人的統合
 一 同盟における人的統合の意味
 二 同盟指導者の統合
 1 同盟指導者のプロフィールとの統合
 (a)同盟諸侯 
 (b)同盟貴族 
 (c)都市指導者の結合
 2 同盟指導者の人的関係と地域政治
 三 同盟構成員の統合
 1 諸侯の統合
 2 貴族の統合
 (a)高位聖職者 
 (b)騎士 
 (c)高級貴族(伯、フライヘル、ヘル)
 3 都市の統合
 四 小括
第四章 同盟の地域統合
 一 政治的地域統合の理論
 二 同盟における「政治の地域化」の可能性
 三 同盟ラントフリーデの二つの機能
 四 同盟の暴力的機能と地域統合
 五 同盟の司法機能と地域統合
 六 同盟のラントフリーデ機能の限界
 1 フェルバー家のフェーデ(一四七八─一五〇二)
 2 レーブリン家のフェーデ(一四八五─一五〇〇)
 七 小括 同盟による地域統合の可能性と限界
 結語 連邦制的伝統を担う同盟

あとがき
表・図一覧
史料・文献目録


著者
皆川 卓(ミナガワ タク)
1967年生まれ。西洋史家。山梨大学教授。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は、神聖ローマ帝国史・近世ドイツ・イタリア国制史。
著書に、『等族制国家から国家連合へ 近世ドイツ国家の設計図「シュヴァーベン同盟」』などがある。

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