自然と人生
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本商品は「旧ISBN:9784423995082」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1962/09/15
哲学者にして宗教学者の著者が、日々の生活の中で出会う自然へと思いを馳せ、郷愁、憂い、歓び、悲しみなどを、滋味溢れる文章で綴るった珠玉のエッセイ集。
【目次より】
渋民に啄木をおもう
寂しき処
『愛のかたみ』について
秋の夜
野烏を飼う
早春の小鳥
—つの思い出
夏の小烏
或る詩人の肖像
自然への道
甲山ロープウェー設置反対について
甲山を守る会の活動(一)
自然美の破壊と宗教
甲山を守る会の活動(二)
自然美というもの
顔について
野烏のさえずり
ふるさとにて
祈りの伝統
自然への思慕
墳墓
自己確立の問題
内的必然性ということ
句集『城下』について
学園の自然
己が日を数うること
友の死
伝統の喪失
新しい人間の形成
シュトルムの世界
ヘッセの世界
享楽主義の風靡
人間を見る経験
放鳥記
死と学問
兄の死
春の花
あとがき
■
久山 康(クヤマ ヤスシ)
1915〜1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。