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荘子 上 全訳注

荘子 上 全訳注

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがよく知られているが、それだけではない、西洋哲学を凌駕する深い哲学・思想がある。最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間には決して把えられないものであるという根本テーゼを定立した。宇宙論、生き方、処世、芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ名著。

『荘子』は現在三十三篇本として確立しています。、内篇のみが荘子の自著であり、外篇・雑篇は荘子の弟子・後輩あるいは亜流の作であり、内篇は成立が最も早く価値も最も高く、外篇は成立がやや新しく価値も低くなり、雑篇ともなれば成立が最も新しく価値も最も低いというのが通説です。しかし、内篇・外篇・雑篇はすべてが荘子によるものではないが、訳注者はどの内容も興味深いものであるとの立場をとります。『荘子』には、よく知られた「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがありますが、西洋哲学を超えるような大変に深い哲学・思想をふくんでいます。「斉物論」は、中国古代の道家にとって最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間の知恵によっては決して把えられない何ものかであるという根本テーゼを始めて定立しました。宇宙論から人間の生き方、処世から芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ面白さをもった『荘子』を全編、【総説】【読み下し】【現代語訳】【原文】【注釈】【解説】を付し、達意の訳文と丁寧な解説で読み解いていきます。

*本書の原本「中国の古典5・6 荘子」(上・下)は、学習研究社より1983年・86年に刊行された。文庫化にあたり、全面的に改稿した。

【目次】
 始めに
 解説
内篇
  逍遙遊 第一
  齊物論 第二
  養生主 第三
  人間世 第四
  徳充符 第五
  大宗師 第六
  應帝王 第七
外篇
  駢拇 第八
  馬蹄 第九
  〓篋 第十
  在宥 第十一
  天地 第十二
  天道 第十三
  天運 第十四
  刻意 第十五
  繕性 第十六
  秋水 第十七
  至樂 第十八
  達生 第十九
  山木 第二十
  田子方 第二十一
  知北遊 第二十二
雜篇
  庚桑楚 第二十三
  徐无鬼 第二十四
  則陽 第二十五
  外物 第二十六
  寓言 第二十七
  讓王 第二十八
  盜跖 第二十九
  説劍 第三十
  漁父 第三十一
  列御寇 第三十二
  天下 第三十三
参考文献


著者
荘子(そうし)

訳者・注・解説
池田 知久(いけだ。ともひさ)
1942年生まれ。 東京大学文学部卒業。同大学大学院博士課程修了。東京大学教授、大東文化大学教授などを歴任。東京大学名誉教授、山東大学名誉教授。専門は中国思想。 著書に、『荘子 全訳注(上下)』『馬王堆漢墓帛書五行篇研究』 『諸子百家文選』『老荘思想』 』『郭店楚簡儒教研究』『占いの創造力 現代中国周易論文集』『『老子』 その思想を読み尽くす』、『中国思想文化事典』(共著) などがある。

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