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西太平洋の遠洋航海者

西太平洋の遠洋航海者

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
人類学の記念碑的名著
「交易」「労働」「呪術」……原始経済の意味を問いなおす
序文=J・フレイザー 解説=中沢新一

ソウラヴァ(首飾り)とムワリ(腕輪)をそれぞれ逆方向に贈与していく不思議な交易「クラ」。「未開社会の経済人」は、浅ましい利得の動機に衝き動かされる存在なのか?物々交換とは異なる原理がクラを駆動する。クラ交易は、魔術であり、芸術であり、人生の冒険なのだ。人類学の金字塔が示唆する「贈与する人」の知恵を探求する。

「クラはこの世界に見いだされるあらゆる「螺旋的なるもの」のなかで、もっとも強力で、もっとも豊穣な富をもたらす存在である。(中略)クラは人間の心の中で作動している螺旋型をした思考がつくりだすものとして、この世界でもっとも強力な魔術の一種なのである。トロブリアンド諸島の人々が「なぜクラをするのか」という問いに対する、1つの答えがここにある。」——<中沢新一「解説 クラと螺旋——新しい贈与経済のために」より>

*本書は、1967年に中央公論社より刊行された「世界の名著59 マリノフスキー レヴィ=ストロース」に収録されている「西太平洋の遠洋航海者」(寺田和夫・増田義郎訳)を増田が再編集し、補正を加えたもの。

【目次】
訳者まえがき
序文  J・G・フレイザー
序 論 この研究の主題・方法・範囲
第一章 トロブリアンド諸島の住民
第二章 クラの本質
第三章 カヌーと航海
第四章 ワガの儀式的建造
第五章 カヌーの進水と儀式的訪問──トロブリアンド諸島の部族経済
第六章 渡洋遠征への出発
第七章 船団最初の停泊地ムワ
第八章 ピロルの内海を航行する
第九章 サルブウォイナの浜辺にて
第十章 ドブーにおけるクラ──交換の専門技術
第十一章 呪術とクラ
第十二章 クラの意味


著者
B・マリノフスキ
1884〜1942年。ポーランド出身の人類学者。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、イエール大学で教鞭を執る

訳者
増田義郎(ますだ・よしお)
東京大学名誉教授。文化人類学者、ラテンアメリカ史。

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