謡曲入門
謡曲入門
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
謡曲研究の第一人者が、校訂作業の折にふれて記した研究余滴。それがはからずも珠玉の文章となり、すぐれた案内となった。本書は、『謡曲雑記』としてまとめられたその各稿に、後進による解説を付し、入門書として編み直したものである。「安宅」「蟻通」「邯鄲」「自然居士」「俊寛」「天鼓」「百万」「三輪」など、代表的な曲のより深い解釈と鑑賞にいざなう。
「謡曲入門」の決定版!
「葵上」「浮舟」「邯鄲」「融」「三輪」など、代表的な謡曲40曲を厳選し、第一人者ならではの、深い洞察に支えられた鑑賞に読者を導く。
*(原本『謡曲雑記』に 収録された四十余編を曲名の五十音順に編成し直し、各曲の本論に、前付けの 解説を付し編集した)
【目次】
葵上—あれなる大床—
安宅—遼遠東南の雲を起こし—
安宅(続)—最愛の夫人に別れ—
蟻通—和歌の心を道として—
鵜飼—伝へ聞く遊子伯陽は—
浮舟—素人よこを元久といふ人—
右近—花桜葉の神と現はれ—
采女—あめははこぎの緑より—
鸚鵡小町—百家仙洞の交はり—
女郎花—女郎と書ける花の名—
杜若—なほしも心の奥深き—
柏崎—白虹地に満ちて列なれり—
春日龍神—昼夜各参の擁護—
葛城—高天の原の岩戸の舞—
邯鄲—夢の世ぞと悟り得て—
呉服—名を得たる呉服の里—
源氏供養—ひとつの巻物に写し—
源太夫—東海道を日夜に守る—
恋重荷—心をとどめんとの御方便—
項羽—望雲騅といふ馬—
桜川—人商人に身を売りて—
自然居士—舟の起こりを尋ぬるに—
自然居士(続)—雲居寺造営—
自然居士(続々)—自然居士と申す喝食—
俊寛—頃は長月 時は重陽—
猩々—みきと聞く名も理りや—
隅田川—人間愁ひの花盛り—
殺生石—げんのうといへる道人—
千手—これや東屋なるらん—
大会—山は小さき土くれを生ず—
経正—あら名残り惜しの夜遊やな—
定家—定家の執心葛となつて—
天鼓—天よりまことの鼓降り下り—
融—河原の院こそ塩釜の浦—
融(続)—慕へども嘆けども—
融(続々)—しもんにうつる月影—
巴—うしろめたさの執心—
難波—王仁と言ひし相人—
鵺—浦曲の浮洲に流れ留まつて—
白楽天—青苔衣を帯びて—
百万—地獄節曲舞 哀傷の声懸—
富士太鼓—しうこうが手 はんらうが涙—
舟橋—苦しみの海—
松虫—花鳥遊楽の瓊筵—
三輪—女姿とみわの神—
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著者
伊藤正義(いとう・まさよし)
1930年生まれ。京都大学文学部国文学科卒業。同大学院博士課程単位取得満期退学。関西大学教授、大阪市立大学教授、神戸女子大学教授を歴任。大阪市立大学、神戸女子大学名誉教授となる。2009年、死去。
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