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象徴と想像力

象徴と想像力

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本商品は「旧ISBN:9784423100776」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1987/04/25

【内容紹介】
哲学者にして宗教学者の著者によるポール・リクールについての研究をまとめた博士論文を刊行したもの。フランス・スピリチュアリスムなどフランスの思想を踏まえ、「自由」や「悪」といった実存的問題も扱う。シモーヌ・ヴェイユの思想もその射程に入れる。

【目次】
序文
第一章 宗教の両義性と宗教的行
 一 見えない世界と深さの次元
 二 宗教の両義性
 三 宗教的行について
第二章 象徴と生の宗教的次元
 一 「失われた次元」と象徴の問題
 二 象徴の規準
 三 象徴と言葉
 四 象徴と生
第三章 宗教的言語の特性
 緒論
 一 宗教的言語と非神話化
 二 言語における指示の問題と宗教的言語
 三 啓示と原初的宗教言述
 四 譬
 五 想像力と超越の問題
第四章 想像力と超越の問題
 緒論
 一 知覚と想像力
 二 想像力の超越作用
 三 想像力と悪
 四 悪と超越の問題
第五章 宗教現象学と解釈学
 一 現象学と解釈学
 二 宗教現象学
 三 象徴の解釈と宗教現象学
 四 象徴の非神話化
 五 象徴と非神秘化としての解釈
 結語 問われてくる幾つかの問題
第六章 諸解釈の葛藤
 一 言語の危機と対立する二つの解釈
 二 意味の回復としての解釈
 三 非神秘化としての解釈
 四 解釈と反省
第七章 象徴と自由 「隷属的でない労働の第一条件」について
 一 善と必然性の間
 二 虚無と想像力と宗教
 三 象徴と注意力
第八章 同意の地平
 一 情念と隷属意志の構造
 二 有限性の哲学的人間学
 三 道徳的意識のパトロジー
 四 「同意」の地平
第九章 悪の象徴論
 一 悪の原初的表現
 二 悪の基底的現象としての穢れ
 三 悪の二つの側面 悪の神話
 四 悪における自由とデモーニッシュなもの
第十章 心身関係における想像力の位置と自由の問題
 一 心身の繋がりとその媒介者
 二 決断の構造
 三 動機としての欲望と想像力
 四 決断における注意力と自由の問題
索引


著者
長谷 正當(ハセ ショウトウ)
1937年生まれ。哲学者、宗教学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部哲学科卒、同大学院文学研究科宗教学専攻博士課程満期退学。文学博士(京都大学)。専門は、フランス近現代思想と浄土教研究。
著書に、『象徴と想像力』『欲望の哲学 浄土教世界の思索』『心に映る無限 空のイマージュ化』『浄土とは何か 親鸞の思索と土における超越』『本願とは何か 親鸞の捉えた仏教』などがある。

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