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顔氏家訓

顔氏家訓

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
6世紀末、王朝の興亡が繰り返された中国六朝時代に、一族流浪の困難を乗り越えて、粱、北斉、北周、隋と4代の王朝に仕え、学問を家業とした名門貴族として生を全うした顔之推。彼が子孫のために書き残した『顔氏家訓』は、家族の在り方から子供の教育法、文章論、養生の方法、仕事に臨む姿勢、死をめぐる態度に至るまで、人生のあらゆる局面に役立つ知恵に満ちている。その英知が分かり易い現代語訳で甦る。

【目次】
〈現代語訳〉
第一巻
第一 序致篇 なぜ家訓なのか/わが家の教訓
第二 教子篇 躾は早いほどよい/躾に時には鞭を/父子の関係/偏愛のみせしめ/出世のための子弟教育
第三 兄弟篇  兄弟と他人/兄嫁と弟嫁のいざこざ /兄弟愛の話
第四 後娶篇 再婚の悲劇/再婚の争い/継母の離縁
第五 治家篇 家族間の感化/斉家と治国とは同じ/倹約と吝の違い/生活の基本/厳格な家政の悲劇/主婦のあり方/婚姻の釣り合い/書物の取り扱い
第二巻
第六 風操篇 知識人のたしなみ/諱について/子の名づけ方/別離の際の涙/弔意のあらわし方/両親の形見/義兄弟の約束/客の応接
第七 慕賢篇 友を択ぶには/人の言行を盗むな/北斉の揚遵彦と斛律明月
第三巻
第八 勉学篇 勉学の必要性/学業は身を助ける/蓄財より学芸を/読書して古人に学ぶの功/晩学のすすめ/皇帝の親孝行/苦学勉励した古人/宦官の節義/子を戒める/独学の弊害
第四巻
第九 文章篇 失脚した文人たち/文章馬鹿の看板/文人の欠点/文章作りの方法/顔氏の文章
第十 名実篇 名と実の関係/人の真贋/虚名とは/分不相応の評判/死後の声価
第十一 渉務篇 士君子の任務/役に立たぬ読書人/粱の知識人たちの退廃
第五巻
第十二 省事篇 器用貧乏/諌める立場/恥ずべき猟官運動/閨閥による栄達/仁義の調節
第十三 止足篇 靖候顔含の訓戒/限度を知ること/仕官の心得
第十四 誡兵篇 顔氏の先祖/君子の恥/武士と自称するが
第十五 養生篇 神仙の術/養生の心得/生命を惜しむとは
第十六 帰心篇 仏教のすすめ/仏教と儒教/俗世の仏教非難/殺生の戒
第六巻
第十七 書証篇 『史記』の伎養という言葉の意味/虎穴に入らずんば虎児を得んや/古籍の紛れ込んだ後人の筆/『説文』私見
第七巻
第十八 音辞篇 方言と標準語
第十九 雑芸篇 書道/南北朝時代の書風/画書の賦/絵画の匠/弓矢の心得/卜筮の当否/算術の学/医薬の難しさ/音曲の雅致/博奕と囲碁の得失/投壺の遊び
第二十 終制篇 死をめぐって/先代の墳墓/葬儀について/家業の学問で名を揚げよ
〈解説〉 顔之推伝
〈附録〉顔氏家訓 原文
あとがき


著者
顔之推(ガンシスイ)

訳者
林田 愼之助(はやしだ・しんのすけ)
1932年、福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。九州大学文学部教授を経て現在、神戸女子大学文学部名誉教授。専門は中国文学。主な著書に『人間三国志』(全6巻)、『司馬遷』『諸葛孔明』(以上、集英社)、『漢詩をたのしむ』『漢詩のこころ』(以上、講談社現代新書)などがある。

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