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稲作渡来民 「日本人」成立の謎に迫る

稲作渡来民 「日本人」成立の謎に迫る

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「日本人」はどこから来たか
イネ学・考古学・言語学から総合的にアプローチ

米を主食とする「われわれ」のルーツはどこか。長江下流→山東半島→朝鮮南西部→北九州。舟を操り稲作とともに漁撈を生業とする「越」系の人びとにその鍵はある。イネ学に加え、考古学・言語学の最新の成果を渉猟し、「日本人」成立の過程を総合的に描く。

【目次】
序章
第一章 弥生文化はどこから来たか
1 黄河と長江流域における農耕の起源
2 越族の反乱と水上戦
3 呉・越の稲作民の北上
4 「基地」としての山東半島
第二章 朝鮮半島の稲作渡来民
1 古代の朝鮮半島
2 朝鮮半島の稲作の背景を考える
3 朝鮮半島の稲作遺跡を見る
4 半島の稲作と弥生の比較
5 半島における稲作民の役割
第三章 稲作渡来民の舟と航海
1 水田稲作渡来民と舟
2 稲作渡来民はどのような舟を使ったか
3 航海術
第四章 稲作渡来民はどこに定着したか
1 稲作以前の日本列島
2 水路とのつながり
3 弥生土器はどのようにしてできたか 朝鮮半島と共通の土器
4 水田稲作の衝撃
第五章 日本人の中の渡来民
1 日本人の起源と縄文人
2 縄文人から弥生人へ
3 人類学から見た渡来
第六章 渡来民によって日本語はどう変わったか
1 日本語はどこから来たか
2 縄文語の発見
3 渡来民によって弥生語ができた
4 古代国家の成立と文字
終章
引用文献
あとがき
索引


著者
池橋 宏(イケハシ ヒロシ)
1936年生まれ。京都大学卒業後、農林省に入省、イネの品種改良に従事。国際稲研究所の専門家、千葉大学・京都大学・日本大学教授を歴任。国連食糧農業機構のコンサルタントなどとして海外での経験も豊富。主な著書に『植物の遺伝と育種』(養賢堂)、『イネに刻まれた人の歴史』(学会出版センター)、『稲作の起源』(講談社選書メチエ)がある。
製本形式

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