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浜口雄幸と永田鉄山

浜口雄幸と永田鉄山

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国際協調か最終戦争か? 二つの路線の相克。第1次大戦に彼らは何も見出したか? 国際協調路線の可能性に賭けた浜口。最終戦争は必至と軍中心の総力戦体制の構築を計る永田。国家の将来を巡る究極の選択とは?

第一次世界大戦の未曾有の惨禍は日本指導層に甚大な衝撃をもたらした。もはや進むべき道は国際協調以外にないと対中融和を含む協調路線に賭けた浜口。最終戦争は必至と満蒙・華北領有を含む軍中心の総力戦体制の構築を計った永田。ともにテロに斃れた2人の国家存亡を巡る究極の対立を描く。

【目次】
プロローグ──張作霖爆殺事件
第一章 田中義一政友会内閣と民政党総裁浜口雄幸
1 戦前政党政治の展開
2 対中国政策をめぐる対立と国際環境
3 構造改革と議会中心主義
第二章 浜口内閣期の外交と内政
1 国際協調と対中融和政策
2 産業構成の高度化とセーフティ・ネット
3 海軍軍縮条約問題と浜口の遭難
第三章 構想の相克
1 永田鉄山と陸軍中堅幕僚グループ
2 国家総力戦
3 国際連盟
4 中国認識
第四章 満州事変と永田鉄山
1 事変前夜
2 柳条湖事件
3 北満・錦州攻略と独立国家樹立方針
4 五・一五事件と熱河作戦
第五章 統制派と皇道派───陸軍派閥抗争
1 省部首脳会議
2 隊付青年将校の国家改造運動
3 陸軍パンフレットと華北分離工作
エピローグ 永田死後──太平洋戦争への道

あとがき
索引


著者
川田 稔(カワダ ミノル)
1947年生まれ。名古屋大学名誉教授、日本福祉大学名誉教授。名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士。専門は政治外交史、政治思想史。
著書に、『昭和陸軍全史』『満州事変と政党政治』『浜口雄幸』『昭和陸軍の軌跡』『石原莞爾の世界戦略構想』など多数ある。
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