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近代日本の戦争と宗教

近代日本の戦争と宗教

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戊辰戦争から日露戦争まで
宗教は国家といかに向き合ったか

戊辰戦争によって新たな政権が誕生してから、日清戦争・日露戦争の勝利によって対外的な地位を向上させるまで、明治国家のあゆみには、戦争がともなっていた。そうした戦いのなか、神社界、仏教界、キリスト教界は、いかなる反応をみせたのか。従軍布教や軍資金の提供といった積極的な協力姿勢から、反戦論・非戦論をはじめとする、消極的姿勢──、本書は、その実態を描いてみようとするものである。

【目次】
プロローグ──「前奏曲」として
第一章 戊辰戦争と宗教──権力交代劇の狭間で
一 戦争と本願寺
二 神職たちの戦争と天皇の祈り
三 徳川家菩提寺のゆくえ
第二章 台湾出兵──初めての海外派兵と軍資献納
一 初の海外派兵と大教院
二 出兵と神宮・出雲大社
三 その他の神社界の動向と外交交渉の妥結
四 凱旋と教導職賀章上呈
第三章 西南戦争──日本最後の内戦の中で
一 教部省の廃止と戦争の勃発
二 戦争下における真宗
三 戦争下における神社
四 真宗解禁の意義とその後の田中直哉
第四章 日清戦争──アジアの大国との決戦と軍事支援
一 戦争の勃発と仏教界の協力
二 キリスト教界の協力と戦争観
三 神道界の動き
四 「従軍」から「開教」へ
第五章 日露戦争──列強との対決と「団結」
一 ロシア正教迫害問題の発生と正教側の対応
二 ロシア正教問題に対する政府・宗教界・軍の対応
三 日本軍の展開と従軍布教
四 キリスト教界と非戦の声
エピローグ──「交響曲」へ向かって
あとがき



著者
小川原 正道(オガワラ マサミチ)
1976年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。現在、慶應義塾大学法学部准教授。専攻は、近代日本政治史・政治思想史・政治運動史・宗教行政史、政治学。博士(法学)。主な著書に、『西南戦争―西郷隆盛と日本最後の内戦』『評伝 岡部長職―明治を生きた最後の藩主』『大教院の研究―明治初期宗教行政の展開と挫折』などがある。
製本形式

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