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宗教哲学研究3:宗教経験の基礎的構造

宗教哲学研究3:宗教経験の基礎的構造

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宗教の「本質と根拠」を課題として一貫して研究した。実証的研究と哲学的研究の総合に取り組んだ宗教哲学者の著作集。また、著者は東北地方のオシラさま、巫女、行者の研究にも取り組み、機能人類学の知見も研究に取り入れた。

【目次】

第一章 宗教経験の基礎的構造
一 問題と方向 人間存在の存在論的根源に宗教経験の根拠と機制を問うこと
二 根源の方向へむけて特定の宗教経験を解体すること
三 生活経験の特殊な適応場面に宗教的なものをたずねる問題性 社会と文化及び人間の機能的関係の追求(ラードクリフーブラウンとマリノウスキーの所論にそって)
四 マリノウスキーの批判とレイモンド・ファースの主張
五 危機における適応の意味と宗教的適応
六 心理学、精神医学における問題性の展開と不安の機制
七 不安の根底と人間存在の基礎的な在り方における欠如性
八 宗教の基本観念に関する種々な立場や観点の吟味 とくにラードクリフーブラウンやマリノウスキー等を主として
九 宗教の基本観念に関するレイモンド・ファースの主張
一〇 聖観念の吟味と験徴 デュルケムの意義とオットーの意義及び新たな予料
第二章 宗教研究の立場と宗教的実存の問題点
一 宗教的ということ
二 宗教現象学の構想と論拠
三 宗教の歴史と出来事と了解の問題
四 宗教的実存に関する問題点
五 キェルケゴールにおけるキリスト教的実存の解釈
六 その主体的追究
七 宗教的実存の存在論的理解の要処
第三章 宗教経験における超自然的なもの マレットとルース・ベネディクトの所論
【略】
第四章 宗教と呪術及び科学
【略】
第五章
【略】
第六章 不安の機制とその根底 その二 精神医学の動向と人間の救い
【略】
第七章 宗教的内面性の伝達と教義解釈の観点 仏教における教相判釈によせて 
【略】
第八章 キリスト教の実存解釈とその伝達の問題 キェルケゴールにおける「伝達」の問題 (一)
一 宗教的内面性の伝達
二 キェルケゴールの「問題」 キリスト教の実存解釈と伝達の課題
三 絶対的逆説
四 史実的なものとの同時性
五 瞬間の現成の課題
六 キェルケゴールにおける史実的なものと現代新教神学におけるケリグマ論
第九章 キェルケゴールの著作活動における伝達の手法、様式及び内容 キェルケゴールにおける「伝達」の問題 (二)
【略】
第一〇章 終末論と宗教性 とくに東洋における宗教の理念に関説して
【略】
解説 (高橋渉)
人名索引


著者
石津 照爾 (いしづ てるじ)
1903ー1972年。哲学者、仏教学者。宗教哲学者。東北大学名誉教授。東京帝国大学文学部宗教学宗教史学科卒。
著書に、『東洋復興 新世界觀の要求』『天台実相論の研究 存在の極相を索めて』『宗教的人間』『宗教哲学の問題と方向』『宗教経験の基礎的構造』『宗教哲学の場面と根底』『キェルケゴール研究』『宗教哲学研究』などがある。

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